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振動篩用金網について

1.金網の種類

振動篩用金網は選別対象の粒子の大小・作業量・機械の種類等によって主に
平織金網、クリンプ金網、ロッククリンプ金網、フラットトップ織金網、トンキャップ織金網、
タイロッド織金網
の6種類の中から、最適なものを選択するようお願いします。

金網の種類材質備考
角目平織金網ステンレス鋼線全般
硬鋼線
鉄線
その他
網目・線径等は
各金網の項を
ご参照ください。
クリンプ織金網
ロッククリンプ織金網
フラットトップ織金網
長目トンキャップ織金網
タイロッド織金網

2.網の選定上の注意

A.線材
振動による二次的折損また、強いテンションやふるい分け製品との摩擦に耐えうる
高い抗張力を有する線材を選ぶと共に耐食性も考慮してください。

材質記号引張強さ kg/m㎡
ステンレス鋼線SUS-304 W11.0mmφ=570~8205.0mmφ=500~750
SUS-430 W22.0mmφ=540~7805.0mmφ=490~740
SUS-316 W13.0mmφ=520~7705.0mmφ=500~750
SUS-310S W14.0mmφ=520~7705.0mmφ=500~750
硬鋼線SWRH-42B5.0mmφ=1320~15208.0mmφ=1180~1370
SWRH-62A3.0mmφ=1180~13705.0mmφ=1130~1320
軟鋼線SWRM6(SWM-B)2.6mmφ=540~11305.0mmφ=390~1930

●60カーボン線はSWRH-62に相当致します。

B.織り方

  1. 粗、中粒子-クリンプ金網・フラットトップ織金網
  2. 細、微粒子-平織金網・綾織金網・トンキャップ織金網
  3. 粘土の高い製品・目詰まりしやすい製品-トンキャップ織金網・タイロッド織金網
  4. 水分が非常に多いふるい分け-ウェッジワイヤー織金網

3.振動篩金網の寸法

寸法はすべて外寸を表しています。
W=ふるい網の巾
L=ふるい網の長さ
HL=フックの長さ
HE=フックの無い部分
(金網の重ね代。通常20mm程度)

4.フックの位置による形式

トンキャップ織金網・スロットスクリーン金網の場合は「網目の方向」と「フックの位置」の関係によって、下記のように2種類の型があります。
スロットS:巾に対し、短い目
スロットL:巾に対し、長い目

5.フックの種類

振動篩に使用されている金網は両サイドにフックを施工して、次の効用を持っています。

  1. ふるい機械に脱着するのが容易である。
  2. ふるい網の縁を強化する。
  3. ふるい網にテンションを与えて「垂れ下がり」を防止する。

フック様式は金網の線径に応じて、No.1~No.6があります。

スケッチや図面があれば間違える事なく製作する事ができます。

No.1No.2No.3

 

No.4No.5No.6

 

仕様フック加工 No.1
No.1写真を大きく表示
フックの様式
フックの様式
各部の寸法V1V2αRt1t2
30-60°6以上--
適要線径6.0mmφ以上の場合に使用

 

仕様フック加工 No.2
No.2写真を大きく表示
フックの様式
各部の寸法V1V2αRt1t2
2525~3060°6SS 3.2・2.3
SUS 3.0
-
適要線径4.0mmφ以上6.0mmφ未満の場合に使用し当板(t1)付

 

仕様フック加工 No.3
No.3写真を大きく表示
フックの様式
各部の寸法V1V2αRt1t2
2525~3045゜31~1.6-
適要線径1.0mmφ以上6.0mmφ未満の場合に使用し当板(t1)付
【リベット止めも製作可能】
【スポット止めも製作可能】

 

仕様フック加工 No.4
No.4写真を大きく表示
フックの様式
各部の寸法V1V2αRt1t2
2525~3545゜31~1.61
適要線径0.5mmφ以上1.0mmφ未満の場合に使用し当板(t1)とゴム板(t2)付
【リベット止めも製作可能】

 

仕様フック加工 No.5
No.5写真を大きく表示
フックの様式
各部の寸法V1V2αRt1t2t3
2525~3045゜3110.3~1.0
適要線径1.0mm未満の場合に使用し当板(t1)とゴム板(t2)付
【リベット止めも製作可能】
【スポット止めも製作可能】

 

仕様フック加工 No.6
No.6
フックの様式
各部の寸法V1V2αRt1t2
2525~3530゜30.8-
適要線径1.6mm未満の場合に使用し当板(t1)
【スポット止めも製作可能】

 

上記サイズは標準品ではありますが当金付リベット止め等も製作しております。

6.パンチングメタル仕様 フック加工写真

丸孔タイプ角孔タイプ長丸孔タイプ六角孔タイプ

 

7.取り付け上の注意

A.テンションの不足

テンションの不足は網に二次振動が生じ、網の破損の多くはこの原因によることが多い。

B.テンション方法

金網を均一に強く引っ張ることは、網の寿命に大きく影響しますのでフック式によるテンションをお勧めします。

C.網受けのアーチ不足

アーチの不良は、網の引っ張りが不均一になり、破損の原因になります。

D.テンションのゆるみ

網は運転中に伸び、フック部の緩みによってテンションの緩みを生じますので必ず点検を行い、フックの締め直しを行ってください。

 

営業日カレンダー

2024年3月
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